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読了記 首無の如き祟るもの(三津田信三)

久々に600ページ越えの強敵にチャレンジ。
某ミステリ書評サイトでランキング4位というかなりの高評価作品です。

奥多摩にある媛首村は古くからの言い伝えが多く残る閉鎖的な村。
そこを取り仕切る秘守一族は今や三つの分家となり、違いが牽制し合っていた。
その中のトップ、一守家の男女の双生児のとある儀式が執り行われたある夜に事件は起きる。
山そのものが大きな密室である状態で発見された、双生児の女性側の変死体。
そしてそこで使用人の斧高見かけたという、首無の化け物。
その後も首にまつわる怪事件が次々と起こり、秘境の村は泥沼化していく。
斧高と駐在の視点を織り交ぜた小説作品という体裁を持つこの作品の真意、そして真相は一体?


あぁ、これは凄いです。ホラーとミステリの見事な融合です。
一体どこまで手を広げるんだとこちらが焦ってくるような事件の内容。
しかし全ての伏線を回収していく様は、まさにミステリといえるものでした。
そしてどんでん返しも見事に決まっていますし、意外な事実としても首を切る動機等も申し分ない。
本格ミステリというジャンルにおいて評価対象となりうる全ての事柄が平均を超えて共鳴し合い、そこにホラーのエッセンス。
下馬評が決して集団心理に基づく間違ったものではないことは、読めばわかるでしょう。
なかなかに使い古された舞台であったり、首を切るという行為もよくある手法なのですが、またかよって感じは特になかったのも不思議なところ。
ただ読んでいるうちに、栗本薫氏の鬼面の研究とか、道尾秀介氏の骸の爪あたりを思い出しました。
書評サイトでは横溝作品を思い出すという声が多かったですが、横溝作品は私未着手ですのでわかりませんでした。
名作です。ブックオフで文庫本に510円も出しましたが、その価値はあったでしょう。

評価:★★★★★★★★★☆

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