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読了記 なぎなた(倉知淳)

久々に倉知氏です。前々から読みたかった一冊。

人気若手恋愛小説家の正体は二人一組の男性コンビ。
その二人が仲違いをし、片割れの伊庭は相方の和喜多を殺害する決意をする。
完全犯罪は見事成立した。アリバイを強化する偶然も手伝ってくれた。
あとは周りにシラを切り通すだけ、そんな彼の前に現れたとある刑事。
死神の風貌を思わせる不気味なその刑事が、彼の完全犯罪を少しずつ、暴いていく(運命の銀輪)
他にも、何度も映画館に来ては同じスプラッター映画の最も残虐なシーンで恍惚の笑みを浮かべる美女の謎(闇ニ笑フ)
誘拐した子供を殺しその指を両親に送りつけた凶悪犯と思しき人物を見かけた4人の話(ナイフの三)
倉知ワールドが展開された傑作短編集。


正直に言いますと、過ぎ行く風はみどり色や星降り山荘の殺人。
これらの作品で見せてくれたキレッキレの本格はどこへ行ったという感じです。
短編にしても猫丸先輩シリーズでなかなか自分好みの話を次々と出している倉知氏です。
しかしこの「なぎなた」で及第点はせいぜい「運命の銀輪」くらい。
あの話は倒叙として、「扉は閉ざされたまま」ほどでないにしても楽しめました。
で、他の話は真相に意外性がなく、ミステリの醍醐味が非常に薄味に思いました。
倉知氏って、こんなんだっけ?
猫好きは、相変わらずみたいですけどね。
ただ私はほぼ動物とは触れ合わない人生を歩んでいるんで、解決のカギを動物が握るような話は苦手です。
動物の行動原理を想像できないし、場面を脳に思い描けない。
それでいてこの本は猫に関する話が2つあります。そこも非常に個人的観点から、マイナスポイント。
「こめぐら」の方も買ってあるんですが...名誉挽回の一冊となっていることを祈るばかりです。

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆

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