スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 

読了記 放課後探偵団(相沢沙呼・市井豊・鵜林伸也・梓崎優・似鳥鶏)

アンソロジー形式。梓崎優が読みたいがために購入。


とかく学校という場所は不思議なことがよく起きる。
大人に成りきらない、でも成熟はしている人間数百人が集まる場だからだろうか。
そこには論理だけでは説明できないこともたくさんある。
例えば恋。例えば友情。例えば努力。
そんな学校ならではのいくつかの話を、青春ミステリを得意とする作家達が持ち寄った。
時に切なく、時に甘酸っぱく、そして時に清々しい放課後の探偵たちの様子を堪能あれ。


多少のブレはあるとはいえ、全体的に安定はしていましたね。
青春ミステリというのは場面が想像しやすくて好きです。一部大学生とか同窓会の話もありましたが。
とりあえず5つの話を格付けしますとこんな順番。
ボールがない(鵜林)>恋のおまじないのチンク・ア・チンク(相沢)>横槍ワイン(市井)>お届け先には不思議を添えて(似鳥)
このメンバーで似鳥氏の作品は少々見劣りしましたね。相沢氏と市井氏は共に恋愛を盛り込んだ内容ですが、その描き方は相沢氏の方が非常に繊細で好印象。
しかしそれを凌駕するのは鵜林氏、これが書籍デビュー作らしいですが、素晴らしい作品でした。
野球部を舞台に、1球無くなったボールが見つかるまで帰れなくなった1年生部員たち。彼らが論理的にボールの行方を探しだすというものですが、狭い内容に特化しながらも浅く深く掘り下げた内容が見事。オチも見事。
スプリング・ハズ・カム(梓崎)は正直別格で敢えて入れていませんが、あれは最後がミステリとかをすっ飛ばしてマジかよとなりました。
しかし、論理的な解決以上のカタルシスを得られたのは事実で、この人の凄さを垣間見ることができました。
全体的に見て、かなりの良作だったと思います。

評価:★★★★★★★★★☆

放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)

新品価格
¥734から
(2015/1/22 12:14時点)



 

comment form

管理者にだけ表示を許可する

comment

 

スポンサードリンク

プロフィール

ナノ

Author:ナノ
ナノ@シャロン
広島ラウワン、スピカ、ふたばアカデミーによく出没します。

twitterID:nano_nano_

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
スポンサードリンク
QMA
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
スポンサードリンク
スポンサードリンク
楽天
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。